2013年05月08日

「くまモン」ヒットの秘密

「熊本」と聞いて最初に頭に浮かぶものは何ですか?

この質問に対して、今なら、もしかしたら10人中の7人が「くまモン」と回答するかも知れません。
最近は、あちこちのスーパーや駅の売店でも「くまモングッズ」が売られているのを見かけます。
あの黒いクマ。
なぜこんなにも人気者になったのでしょう。

今回、ご紹介するのは、その「ヒットの秘密」を、ユーモアたっぷりに、そして、感動的に披露してくれる一冊。


こんにちは、やっさんです。
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「くまモンの秘密」(著者/熊本県庁チームくまモン 発行/幻冬舎新書)



この「くまモン」。
もともとは、九州新幹線の開業に向けて、途中通過県である熊本が自県をアピールするために生み出されたキャラクターでした。
仕掛人は小山薫堂氏…と言いたいところですが、正しくは、「小山薫堂氏の本に心酔した熊本県の県庁職員たちが、熊本県のPRのために小山氏にアドバイザーとして白羽の矢を立てた」というのが正解。
くまモンを生み出したのは小山氏とデザイナーの水野 学氏ですが、「仕掛人」はあくまでも熊本県庁。
本書にも「地方公務員集団が起こしたサプライズ」というサブタイトルが付けられています。

くまモンの経済効果や、その成功理由については、新聞等でも大きく取り上げられましたので、あなたもご覧になったかも知れません。
一番大きな成功理由は、申請して許可を受ければ「地元の企業は無料で使用できる」「地元以外の企業も熊本をPRしてくれるなら無料で使用できる」という気前の良さでしょう。
でも、それは「くまモン」が人気者として認知された後の話。
本書には、無名だったくまモンか、いかにして人気者になっていったかの過程が余すところなく描かれています。

例えば、くまモンは、ゆるキャラなのに名刺を持っています。
ゆるキャラなのに県の職員で、会議にも出席します。
大阪へ出向いていって、熊本PRのために吉本の舞台に立った事もあります。
そして、プレッシャーに耐えかねて大阪で失踪した時は、県知事が「くまモンを見かけたら情報を!」と、記者を集めて会見を開きました…。
このシャレっ気。
いたずら心が満載のマーケティング戦略です。

そして、迎えた大きな節目。
九州新幹線の開業。
「くまモンプロジェクト」の集大成となるはずだった、その日の前日に、あの大震災が発生するという、思いもしなかった事態となり、真実の物語は意外な展開を見せるのです。
震災後、「ゆるキャラを超えたゆるキャラ」が、「ゆるキャラにしかできない事」を成し遂げて行く姿は感動的ですらあります。

マーケティングに関するビジネス書として読むもよし。
公務員が起こした奇跡のサクセスストーリーとして読むもよし。
愛させる「ゆるキャラ」の感動的な物語として読むもよし。
二重三重に楽しめる一冊。

おススメです。

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posted by やっさん at 08:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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